前回はマラウイから日本に動物を輸入する際の、マラウイ国内での手続きについて書きました。VOICE 56: 200円のマラウイうさぎ、日本へ渡航–うさぎの輸入手続き-(Ayae)
今回はマラウイから日本へ実際に移動しているときのお話をします。
先に言っておきますが、ぐだぐだなお話しです。
私は10月2日にブランタイア(第2都市)発→10月3日成田空港着
の、エチオピア航空を利用しました。
動物を飛行機に持ち込む際のゲージの大きさや金額は各飛行機会社によって異なります。
なので、エチオピア航空のオフィスでうさぎ機内持ち込みについて色々教えてもらわなければならないのですが。
もちろん、ググってもエチオピア航空のオフィスがどこにあるのかなんて出てこないので、私はとりあえず空港に。
だがしかし。
空港に行ったらオフィスには誰もいない。
*エチオピア航空のブランタイア発着は午後にしかないため、午前は誰もいない。
空港職員が、ブランタイア中心部にエチオピア航空のオフィスがあると教えてくれたため、町へ。
CHIBISA HOUSEという建物の一階にマラウイ航空のオフィスと一緒にありました。
実際にうさぎの機内持ち込みの金額を聞くと、
公式のエチオピア航空のページでは$150と表記されてるのに、それより高い$300と言われました。
予約していた飛行機はもともとデンマーク行きだったため、その目的地を日本に変更するためのお金も払いたかったのですが、なんと飛行機変更も$300と言われました。
まあ、そのくらいするのかなーと。思いながらも、クレジットカードを持って来ていなかったので、その日は帰宅。
後日(2回目)
金額に変動があり、目的地変更が$150くらいに。(半額じゃないか)
でも、その日もクレジットカードが無かったので。後日またこよーと思い帰宅。
*毎回、払う気はなく金額の確認だけ町に来たついでにしていた。(笑)
後日(3回目)
今度はちゃんとクレジットカードを持って、オフィスへ。
すると、目的地変更は$72まで下がってました。
(こんなに金額かわるもんなんですね)
うさぎの機内持ち込みは代金は出国当日に$150空港で払いなさいと言われました。
(こちらもなぜか半額というか、HPに書かれていた正規価格)
そこで、よし航空券の目的地変更をしようと思ったのですが、
やばい、パスポート忘れた。
なんなら、この航空券はチームメイト全員で予約したものだから、私が勝手にできんのかや?
と思ったけど、パスポートの提示も、IDの提示も求められず。(笑)
すんなりと変更は終了。(笑)
まじか。
だけど、うさぎの手続きの方が面倒だった。
エチオピア航空の場合、エコノミークラス全体の中で動物は2匹まで、ビジネスクラスでは1匹までが持ち込み可能です。どちらも、座席の下に入るゲージ(55×40×20cm以内かつペットとの総重量8kg以下)が前提条件。
1人当たり2匹ではなく、その日その便を利用する乗客全体での話です。
なので、事前に予約をしておかないと、機内に持ち込めない可能性もでてくるのです。
手続きをする前にオフィスに来た時、手続きのために何か持ち物ある?ときいたら
ない、と言われました。が、しかし。
手続きをしにオフィスに行くと、飛行機に乗る際に使用するウサギの籠の大きさと、ウサギが籠に入った状態での重さを聞かれました。
おいっ。持ち物いらないて言ったじゃん。
その日私はたまたま、うさぎとお出かけをしていたので籠の大きさはその場で測れたけど。
*籠の大きさはちょっとオーバーしてたけど、見逃してくれた。
というか、どうでもよさそうだった。
重さなんて知らんわ。(笑)
体重計もオフィスにはなく。
それなのに、正確な重さが知りたいと言われました。
えー、大体じゃダメなの?
そこで、近くの精肉店で測ってこいと無茶を言われました。
そんな生肉用の測りに、ウサギが入った籠を置くなんて店主が許すはずがない。
案の定断られ、店主からはPeoples(チェーンのスーパー)に行けと言われます。
個人営業の精肉店で断られるのに、チェーン店の精肉店が許すわけなくね?
と思いつつ行ったら、すんなりのせてくれた。
測りの上に、直接。紙もビニールもなにも置いてない測りの上に直接(笑)
しかも私何も買わないのに。(お金なくてまじで何も買えない状況)
【実際にウサギを飛行機内に持ち込む際に使用した籠】
マラウイのJICA隊員さんから頂いた(やや奪った)
オフィスに戻り、1.4kgだったよと伝えると、機内持ち込みの予約をしてくれました。
そこに記載されていたのは、先程測った籠の大きさと、全体の重さ。
重さは、2KG と記載されていました。
アバウトでよかったんかい!
歩き回った意味とは。
〇出国当日、10月2日
空港には2時間前到着どころか、1時間半前到着。
それなのにも関わらず、みんなで空港前で集合写真。
みんな頭では時間がないことは分かっているのに、誰も行動には移さない。
何だかんだしてたらもう時間がない!
ということで急いで荷物検査へ。
ふつう、チェックインしてから手荷物検査だけど、ブランタイアの空港は違う。
預け荷物も、手荷物も、全てX線に通して、その後カウンターへ行きます。
何人通過しても、誰も引っかからないし、止められない。(笑)
そして私が思った疑問は…うさぎは?
マラウイ人から、X線に通すから荷物と一緒のとこに置けと言われます。
*え、放射線ぜったいあかんだろ
時間あれば反発できたけど、まじで時間なかったので…
ウサギは他の荷物と共にX線を通過。
そしてその後、チェックインカウンターへ。
衛生証明書を提出すると、ウサギの機内持ち込み代を払って来いと言われ、支払い場所へ。
*ちなみに、カード番号の入力めんどいから自分でやってと言われ、私はパスポートも荷物もうさぎもすべて置いたまま、ゲートをくぐって入力。
不法出国だけどいいの?(笑)
で、私のカードを使おうとしたのだけれど、なぜか支払えない。
そこで、すでに待合室にいた望実を招集。(彼女は逆走)
彼女のカードでお支払い。
帰国してから分かったのだけど、私の楽天カードは不正使用の疑いがかかり、前日から止められていたんです。汗
帰国後楽天に電話をして確認をしたら、不正使用ではなかった。。
まじで、あのとき現金もなく、楽天カードしかなく、出国直前だからネットもなかったし。
*これからはクレジットカード2枚もって海外いかないと。
望実がいなかったらうさぎはマラウイ人に食べられているところだった。
ちなみに、この作業をしていたのは出発時間の30分前。
もう乗り遅れると思った。(笑)
そんなバタバタが終わり、自分の席へ。
すると、機長(もしくは副機長)と、数人のCAが来て、うさぎを持ち込んでいるそうだね?
と聞いてきました。
なにか持ち込みに関する注意事項とかを教えてくれるのかなと思ったら、
なぜかうさぎの写真撮影が始まる。(笑)
和気あいあい
マラウイではそんな人いなかったのに!
マラウイではちょっとちょーだい!(足とか?)
しか言われてこなかったのに!!
エチオピアではうさぎ珍しいんかな?(笑)
とりあえず、日本で、日本のCAと操縦士がそれをすることは絶対にないだろうなと思う。
エチオピアで乗り換えのための荷物検査ではX線にとおさず、ウサギを抱えて一緒に進みます。(これが正しい)
エチオピアの荷物検査の係員はなぜかウサギを恐れ、悲鳴をあげていたのが印象的。
長旅でもウサギはぐったりした様子は見せず、キャベツもりもり。
*あまりくつろいでる様子はなかったけども。
むしろ、マラウイでミニバスに乗ってる時の方がくつろいで見えた。
【マラウイでミニバス移動中のうさぎ】
韓国での乗り換えはスムーズで、日本に到着。
ここでうさぎは動物検疫所へと行きます。
預け荷物を受け取る場所に、動物検疫所もあり、そこでうさぎを3日間係留しなくてはなりません。
初日は預け日、2日目が観察日、最終日が受取日です。
私は10月3日に到着したので、回収日は10月5日。
その間のうさぎの世話は業者さんにお願いすることも可能ですが、私は自分で行いました。
(えさやり、水やり、最終日のゲージの掃除など)
うさぎを無事に受け取り、ウサギは母と共に仙台へ去っていきました。
私はこの後横浜国際フェスタへと向かっていったのでしたー
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