10月23日(火)、宮城県丸森町の耕野小学校にて、“たら・れば”ワークショップ(45分)とマラウイの生活体験学習(45分)を実施してきました。
小学校のHPはこちら⇒http://www.town.marumori.miyagi.jp/school/kouya_sho/
実は耕野地区はザンビア(マラウイ共和国の隣の国)との交流があり、3・4年前からザンビア人の方が小学校にも来て,子供たちと交流を深めています。
小学生の時から、“異文化”と触れ合うことができる、すごく素敵な学校です。
今回の“たら・れば”ワークショップは、
“もし文字が読めなかったら”という設定で行いました。
耕野小学校は全校児童が7名ですが、失敗を恐れずに思ったことを素直に発表できる児童がとても多かったです。
積極的に手を挙げ、感想やコメントの時間の時には全員が発表をしていました。
子供たちだけではなく、後ろにいらした先生方も聞き入ってくださっていました。
“たら・れば”ワークショップの後は、マラウイの生活体験学習を行いました。
最初に、事前に耕野小学校の児童と、マラウイの農村部に位置するKhungulu小学校の5年生78人に聞いたアンケートの結果を比較しました。
時間の関係で全ての質問に対する答えを比較することはできませんでしたが、
・兄弟の数
・起床時間
・今一番欲しいもの
の答えを比較しました。
特に、兄弟の数の話をしたときは、児童だけではなく、先生方もとても驚いた表情をされていました。
そしてその後、“水”に関する話をしました。
マラウイ人はどうやって水を集めているのか、いったい何リットルの水を使っているのか、そして私たち日本人はどうなのか。
その後、実際にたくさんの水が入ったバケツを持ってもらいました。
児童は、
重いー!
重いけど、持てるよ!
と反応は様々でしたが、
“この水を持って歩くのは大変。”
という点は共通していました。
その後はマラウイ人の女性なら全員が持っているアフリカ布、チテンジの活用方法を紹介しました。
実際に現地での活用方法などを児童も体験。
実際に児童にぬいぐるみを赤ちゃんにみたてておんぶしてもらいました!
時間が足りず全員に体験してもらうことは出来ませんでしたが、見ている児童もとても楽しそうでした。
ただ最後に、子供たちに,“自分たちになにができるのか”,一人一人が考えを深める時間を設定できなかったのが、今回の反省点であり,課題でした。
今回のワークショップを通して、少しでも日本から遠く離れたマラウイが、彼らの中で近い存在となり、興味をもち、今の日本での生活は当たり前ではないのだと気が付くきっかけとなっていればいいなと、思います。
お忙しい中、ワークショップ開催に協力してくださり、実施に向けて尽力してくださった耕野小学校の先生方、そして耕野小学校と私たちを繋いでくださった地域おこし協力隊の川部様、本当にありがとうございました。
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